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PAPS メルマガ vol.016


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━●●ポルノ被害と女性・子どもの人権プロジェクト メールマガジン

vol.016 2013年1月28日 発行

【ポルノ被害と性暴力を考える会】

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━今年はじめてのメールマガジンになります。今年もよろしくお願いします。今回のメルマガではこの間における私たちの会の2つの重要な取り組みについてご報告します。

■アメリカの反ポルノ・ドキュメンタリー映画「快楽の代償」の日本語字幕版の上映運動

私たちは昨年の末から、アメリカのニューヨーク大学の准教授でドキュメンタリー作家であるソン・シンさんが制作した反ポルノ・ドキュメンタリー映画『快楽の代償』(http://www.thepriceofpleasure.com/)の日本語字幕版の上映運動に取り組んでいます。昨年の12月22日に最初の上映会を、ポルノ・買春問題研究会(APP)と合同で東京で開催し、20名の参加を得ることができました。参加者からは「衝撃を受けた」「深く考えさせられた」との感想が寄せられています。今後とも、各地で上映会を開催するつもりでいますので、ぜひ私たちの地元で開催してほしいという方がおられましたら、PAPSまでご連絡ください。

■森美術館「会田誠展」における性暴力展示

去年の11月から今年の3月まで、森美術館において「会田誠展 天才でごめんなさい」という展覧会が開催されています。この会田誠展には、四肢切断された全裸の少女が首輪をされて微笑んでいる「犬」という題名の連作をはじめとして、性暴力性と性差別性に満ちた作品が多数、展示されています。 (作品の一部は、森美術館の公式ブログにて紹介されていますので、それを参照してください→http://moriartmuseum.cocolog-nifty.com/blog/2012/10/11-3dba.html)(後に問題の絵を削除)

これらの作品は、残虐な児童ポルノであるだけでなく、きわめて下劣な性差別であるとともに障がい者差別でもあります。このようなものが、同人誌にこっそり掲載されているのではなく、森美術館という公共的な美術館で堂々と展示され、しかも、各界から絶賛されているというのは、異常としか言いようがありません。すでにNHKの「日曜美術館」で肯定的に取り上げられ、最新の『美術手帳』では特集さえ組まれています。 私たちは、森美術館に対して1月25日付で抗議文を送付するとともに、多くの団体・個人と協力してこの問題を広く世論に訴えていきたいと考えています。またこの問題を国際的にも訴えていきたいと考えていますので、みなさんのご協力を求めたいと思います。


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