2025年3月7日に、ホストクラブ商法の規制に関する閣議決定が行われました。
当団体では、2023年5月より、ホストクラブやコンカフェなどにおいて、若年女性に所有資産を超える金額を飲食に使わせ、借金漬けにした上で、返済のために路上売春や公衆衛生・公衆道徳上の有害業務へと斡旋し、さらには詐取などの違法行為に加担させるといった問題を取り上げ、多くの若年女性が犠牲になっている実態を東京都議会に訴えてまいりました。さらに、2023年10月には「頂き女子」の事件をきっかけに、ホストクラブ商法に特化したアドボカシー活動を展開してきました。
「頂き女子」とは、ホストクラブに多額の金銭を貢ぐために、恋愛感情を利用して金品を詐取する手口を指します。2023年10月には、ホストクラブに毎月1,000万円を渡すために詐取を繰り返していた女性が逮捕される事件が発生しました。これは単なる個人の問題ではなく、社会的な問題としての認識が必要であることが改めて指摘されました。
当団体だけでなく、他の民間団体や被害当事者の声も、多くのメディアの皆様のご協力を得ながら広く発信することができ、立法府および政府に対して法制度の必要性を強く訴えることができました。
本改正案が短期間で提出されたのは、法改正に向けたヒアリングに応じてくださった多くの被害女性の方の声、そして国会議員の皆様や警察庁を含む行政関係者の皆様の尽力のおかげです。
この場をお借りして、関係者の皆様に心より感謝申し上げます。
2025年3月7日 特定非営利活動法人ぱっぷす
政策提言にかかる資料について











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