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メルマガvol.142「活動報告書 配布のお知らせ」


こんにちは。ぱっぷす金尻カズナです。


みなさん、今年もまた梅雨入りが気にかかる頃となりましたが、いかがお過ごしですか?

これまで、ご希望のみなさんへ実物を配布していたぱっぷすの「2022-2023年活動報告書」をこの度ホームページhttps://www.paps.jp/paps 内で読んでいただけるように公開をいたしました。ぜひご一読ください。



 

ぱっぷすに寄せられた新規相談者数は、2021年度は643件、2022年度は1208件、2023年度は1867人と激増したことにより、相談支援体制は大変な多忙な日々を送ることになりました。一方、ソーシャルメディア・YouTubeなどで、ぱっぷすの信用をおとしめる目的で根も葉もない誹謗中傷や攻撃を執ように繰り返す人物があらわれ、彼らが発言を大量に拡散したことで、助成金の申請を応募してもほとんど採用されないことが続き、人件費確保も厳しくなる事態が生じた年月でした。

 

誹謗中傷や攻撃をする人物があらわれたことについては、日本国内だけにとどまらず、海外でも、ぱっぷすと同じような被害にあう人や団体が存在していることがわかる調査報告をお知らせします。

 

EU DisinfoLabによる「マネタイジング・ミソジニー(女性嫌悪の収益化)」という調査報告書です。この団体は、国家・企業・組織あるいは人の信用を失墜させるために、マスコミなどを利用して故意に流す虚偽の情報のことをディスインフォメーションと言いますが、ヨーロッパのディスインフォメーション(情報操作)に関する知識と専門知識を収集する独立した非営利団体です。この調査ではEU圏内で女性リーダーや知識人の膨大な量のソーシャルメディア上のひどい書き込みパターンや動機を2年間分析したところ、政治的に対立する相手を黙らせるために様々なひぼう中傷などが戦略的におこなわれ、それらは意図的に仕掛けられているとのことでした。

 

世界的な兆候とはいえ、ぱっぷすへの一連の攻撃被害は、ソーシャルメディアでの被害だけではないこともぜひ知っていただきたいことです。


相談員が対応をしている相談電話に対する嫌がらせ電話、事業実施中の路上でスタッフが言いがかりで絡まれるなど、危険な目に実際に遭遇することが生じています。懸命に働くスタッフ全員が非常につらい思いを経験し、涙目で訴える姿も見られました。


特に、実際に直接誹謗中傷を受けたときは前向きに業務をしたい気持ちがあるのにそれとは反対に、無力感が心の中溢れ、そして危険や困難に直面した場合や受け入れがたい苦痛・状況にさらされた場合に不安を軽減するために無意識に作用する「防衛機制」が働き心身の苦しみを経験するスタッフ多数発生することにもなりました。


傷口に塩を塗り込まれるように、10月以降には財務状況が改善されず悪化、事業の実施そのものが困難におちいりました。

 

私たちは緊急寄付の呼びかけをあらゆる方法でおこない、多くの方々のおかげで急場をしのぐことができました。

 

幸いにも日本政策金融公庫から融資を受けることができ、相談支援は継続できましたが、さらなる事業継続のために、複数の有能な有期契約スタッフとの雇用契約終了を選択せざるを得ない状況にもなりました。 


このような悔しく厳しい状況の中で、スタッフや関係者全員が一丸となって乗り越えようと努力していますが、誹謗中傷の影響は終わりはなく、非常に深刻な活動そのものとスタッフの心身の状態をもたらします。

 

考えるに、特に、誹謗中傷の契機になったのは、性的搾取の問題に核心に迫る一歩として、ぱっぷすは2022年6月に「AV出演被害防止・救済法」施行に関わることができたことからでした。マスコミで報道されたことで、様々な手段を用いて誹謗中傷や攻撃が増加していった時期だったと分析しました。

日本の性的搾取産業は、国際的にも非常に大規模隆盛を極めており、巨額の利益を生み出しています。

 

AV出演被害やホストクラブ商法など、性的搾取に依存する個人や組織は多岐にわたります。そういったことから、根強い抵抗が発生し誹謗中傷の攻撃となったことだと思われます。

 

現在でも終わりはなくその対応に追われている状況を想像ください。

 

一方、大変苦しい年月を通り抜けたわけではありますが、様々な活動領域を広げることができたことにより、これまで出会ってきていなかった多くの方たちとも出会うこともできました特に与野党国会議員のみなさんと一緒に、社会全体でこれまで目を背けてきた性的搾取にまつわる様々な難問にもチャレンジできました。

 

この度公開した活動報告書には、ぱっぷすが経験してきた困難と、絶望を乗り越えようと希望を求めて活動してきた記録をつづっています。

 

ぜひご一読いただき、さらなる応援をおねがいできれば幸いです。


【緊急募集】ぱっぷすの活動を応援してください【寄付のお願い】


▼「Amazon欲しいものリスト」から応援を送る



・食物、お菓子、衣類、衛生用品、生理用品など必要なものをリストにしました。

・「こういうのが欲しい」「あれば助かる」という女の子の声を大事にしています

・安心できる場所、安全に休めること、大事にされた経験が彼女たちの力になります

・以下のリンクからの応援をどうぞお願いいたします。


▼「単発寄付」をして、夜の繁華街にくる女の子たちを守る


・私たちのカフェは東京都の補助事業を受けて運営しています

・しかし、虐待や性被害などの困難を抱える若者が急増しており活動費が全く足りません

・誹謗中傷や活動妨害などへの対応にも頭を悩まされています


▼「継続寄付」をして、デジタル性暴力の被害者支援を応援する


・ぱっぷすの相談窓口への性暴力被害相談も急増しています

・2019年には182件だった相談が、2020年には281件、2021年には691件、2022年度は1208件の相談が寄せられました。2023年度は2000件におよぶ見通しです

・中高生からの相談も多く寄せられており被害の低年齢化が深刻です

・ぱっぷすは日本で唯一のデジタル性暴力の被害者支援を行う非営利団体です

・被害者への支援活動を維持するために、みなさまのお力添えをお願いいたします。




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