最近のぱっぷすのツイート(https://twitter.com/PAPS_jp)で、特に反響の大きかった記事を二つご紹介します。
2019年8月13日の配信
「SNSで性的なトラブルに陥る若い子が絶えない。 軽々しく対応した子も悪いと若い人を非難する大人が少なくない。ちがうでしょ。卑怯なのは、子どもの無防備に付け込んだほうでしょ。性被害にあったことが恥ずかしいのではなく、性加害者になったほうが恥ずかしいと思わせる社会にしなければ。」
Impression:22,278件 いいね:633件(2019.8.17 17:35現在)
女性が性被害に遭った時に、顕著な社会の反応は、圧倒的に女性の非をあげつらう声です。このことによって女性はどんなにか傷ついていることでしょう。なぜ、加害者が非難の的にならないのでしょう。このような世間の風潮のおかげで、加害者はのうのうとしているのです。
まず、非難されるべきは加害者ではないでしょうか。
国や自治体の社会啓発活動も女性に被害に遭わないようにとのノウハウが伝えられています。別にこのキャンペーンは無意味だと言っているわけではありません。女性に気を付けるように言うのだったら、それ以上に加害者(加害者予備軍)に、加害者になるなと声を大にして啓発しなければならない、はずでしょう。こんな被害加害のキャンペーンの逆転現象にも異議申し立てをしなくては・・。
2019年8月12日の配信
「職場内でセクハラを起こさないためのアメリカの話。ある企業のトップが従業員の前でした挨拶。『いいですか、みなさん。我々は働くためにここにいます。諸君の社会的・性的欲求を満たすためではありません。もしそういうことをしていることが分かった場合は、会社から出て行ってもらいます。』」
Impression:42,570件 いいね:675件(2019.8.17 13:05現在)
この記事は、ポルノ・買春問題研究会(APP研:http://www.app-jp.org )の『論文・資料集』の最新号(第Ⅱ期、第2号、通巻12号)に収録されている「#Me Too運動の可能性 キャサリン・マッキノンとグレッチェン・カールソンが語る」(ニューヨーク・タイムズ 2018.3.17)からの引用です。
キャサリンン・マッキノンは、セクハラ講習を職場内で行うよりももっと効果的な方法は、企業の指導者が毅然として、この企業はセクハラを許さないと職員の前で言うことであり、このような企業ではセクハラは起きていないと言ってます。
ぱっぷすのツイッターには賛同してくださる方が多いのですが、ことごとに揚げ足取りをする人々もいます。このツイッターの文面に対しては、“恋愛禁止ってことか?”というリプライがありました。職場のセクハラ防止の文脈で話していることなんだけもね。
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