ぱっぷすの相談支援事業はおかげさまで繁盛しています。
この仕事を支えているのは、“ひと”です。相談窓口を設けて以来6年に渡って相談に携り続けて培ったノウハウを持った“ひと”が育ち、ぱっぷすの活動を支えています。
もはや、ボランティアだけでは支えきれないほど相談ニーズが多く、生活を保障したソーシャルワーカーが主軸になっています。
とってもレトロ(というとなんだかロマンティックな雰囲気ですが、来て見てびっくり、なかに入ってみてびっくりする)な事務所を借りて相談支援・社会啓発・実体調査の事業の拠点としています。
現在、常勤2名、非常勤2名、削除チーム3名、ボランティアのソーシャルワーカー6名(専門のスパーバイザーを含む)の体制で運営しています。大きな課題は人件費です。助成金で人件費をまかなうのは極めて難しい。
年々相談を寄せる人は増えおり、昨年の新規相談者は120名でしたが、今年(2019年)は12月19日現在で149人です。毎月10件以上の新規相談がありますから、今年は年末までは確実に150人ほどの新規相談が寄せられるでしょう。 AV絡みの相談が約6割、残りの4割は、中高生や若年女性のSNS絡みのリベンジポルノ、児童ポルノ、深刻なセクハラ、性風俗はもう辞めたいと思ったり精神を病んだりした方からの相談など性暴力にまつわる多種多様な相談内容です。
相談を寄せて下さった方にはほぼ全員直接面接して、ぱっぷすが築いてきたノウハウや知見を活かして一緒に考えます。問題はこの手の相談は一回面接すればそれでおしまい、とは行かない点にあります。1年~2年かかわります。もう5年以上も相談にのり続けている方もいます。
つまり、やればやるほど相談したい人たちは累積していきます。現在は、月々200人の方たちに対応しています。
性暴力被害にこれでおしまい、という区切りはありません。その人が相談したいという気持ちを持ち続けている限り、対応していきたいと考えています。熟練したソーシャルワーカーが必要です。現在熟練したソーシャルワーカーがほんの数人育ちました。後に続く熟練者を育てる必要があります。
AVがらみの相談のニーズで多いのは、拡散している動画を削除したいという願いです。この願いは極めて切実です。技術特訓して人海戦術でひとつひとつのURLを特定する作業をしています。月々数百件(11月は537件)の動画や画像の削除請求を行っています。今年度は削除をする要員の人件費の助成金が取れましたが、来年度は分かりません。つまり、人を確保し続けるためには極めて不安定な経済状況なのです。
ぱっぷすは2012年に初めて一人のAV被害を受けた方からの相談をきっかけに、デジタル性暴力の相談のニーズを掘り起こしてきました。以来年ごとに相談を寄せる人は増え、課題の深刻さ、重要性に気づかされており、性にまつわる女性や男性、子どもの人権問題の重要な一翼を担うようになってきています。
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銀行名 ゆうちょ銀行
金融機関コード 9900
店番 019預金種目 当座 ←当座です
店名 :〇一九 店(ゼロイチキユウ店)
口座番号: 0565606
振込先受取人名:
ポルノヒガイトセイボウリヨクヲカンガエルカイ
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